★浅間山★
(群馬・長野県境)
2005年8月更新
群馬県と長野県にまたがる標高2,568メートルの日本有数の活火山。
浅間山は太古から活発な活動を繰り返し噴火のたびに形を変えてきた。
天明3(1783)年の噴火は噴出した火砕流などで北側の旧鎌原村をのみ込み、下流域を含めて死者が1,600人以上に達し、日本の火山噴火災害史上で最大の出来事となった。
その歴史、自然は山ろくの長野原町営の浅間火山博物館に集約されている。
外輪山の黒斑(くろふ)山と前掛(まえかけ)山、中央火口丘の釜(かま)山から成る三重式火山で、黒斑山には冬季でもハイカーが多数訪れ、真っ白に雪化粧した絶景を堪能している。厳寒の星空に幻想的に浮かび上がる姿も、観光客を魅了する。
夏には、溶岩流が冷えて固まった「鬼押出し」の中に、イワカガミなどの高山植物が咲き、比較的平穏を保っている静の部分を垣間見ることもできる。
【周辺ガイド】
浅間・白根火山ルート沿いには鎌原遺跡、鬼押出し園、浅間火山博物館、白糸の滝など見どころスポットが点在する。
シーズンを通してにぎわう軽井沢も近い。
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